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 ここまでについて述べて来たのは、一つでも複数の意味が有り、
それぞれ深く、重た い、と言う事です。
以言者尚其辞とは、聖人、君
子は、易経に隠され、この世、世界、宇 宙、の本体、真実を読み取る
事です。
  従来易学は、二つの考え方の鬩ぎ(せめぎ)合いです。

  即ち、
象数派(術数)派と義理(理論)派に分かれます。

           
 
象数派(術数)は、兎に角当たらなければ意味が無い。色々数字を捻
り出し、実際の出来事の関連を調べる。費直BC70-50京房BC37,鄭玄
AC127-200などが有名です。只、迷信、民間信仰に流され易い欠点があ
ります。
 命学、風水、奇門遁甲、観天望気、地勢、観相、針灸、漢方等は易学
(陰陽学)の術数の部分です。

 
義理(理論、道理)派は老子、荘子に大表される、天地陰陽の消長、無
我に立ち返り 己を自然界と融和する。理論が間違えば、解答も違ってし
まう。故に、義(不変に正しきを変えぬ) と、理(ことわり)が大事。
  
義理派から多くの学者、政治家が輩出します。漢代の王弼、北宋の程
伊川、そして、
朱子。(AC1130-1200)特に、この朱子学は、徳川幕府に受
け入れられ、武士道の根幹を形造ります

  
陽明学はその一派です。割腹自殺した三島由紀夫氏に強く影響しました。
 しかし、朱子は「周易本義」十二巻を著すなど
根源は易学にあり、単なる哲
学 政治家、儒 学者では無いのです。
 道教、儒教、いずれも易学は、天地の実相を説いていますので、多種多様
な解釈が可です。
 長々と易の効用、
二、以言者尚其辞を述べて来ました。