◎運命の運とは(古代日本語の言語に隠された、時と物質の相対関係解)
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一般的には、運が良いとか、悪いとか、時を切り取った断面を言います。
即ち運命学で、運とは時の流れ、巡りを言います。
この世の凡ては、時からは逃れられません。
或いは、物質其の物も時の変形、一部でしか無いのかも知れません。
易学に於いて「大蓄(ダイチク)」と謂う卦があります。天、形無く、動き強い
ものを、上卦艮山(ゴンザン)が留(トド)めた形です。上で留(トド)めなければ、
下の乾天(ケンテン)は空へ舞い上がり形無きまま終わる。元々乾天(ケンテ
ン)が山の下に在る事自体異常で、天は上、山は下の形が自然の節理です。
この乾天(ケンテン)を宇宙や天空とせず、気だけの物質化する前の状態と
して、艮)山(ゴンザン)に留(トド)められが故速度が遅くなり、物質化し、暫(し
ばら)く固定物として、一時的にこの世に現れた状態としても、結果的には元
の気の状態に戻る。
つまりこの宇宙も物質も時も同根で、一時的現象にしか過ぎ無いと言う事です。
物が光、若しくは光より速く動けば質量がゼロになる事は、皆さんご存じですよネ。
つまり、物質の変化を以って時と呼んでいると謂う事です。
←艮山(ゴンザン):留める、蓄える、不動、終りと始まり
←乾天(ケンテン):形而上、気、心、精神、動いて止まず、速い、前進
、万物の基
大蓄は、気の様な物として認識せざる物を、留める事に依り手
に取れる存在に化す、の意です。
易経雑卦伝曰く、大蓄は時なり、の辞が繋(カカ)っています。
古代人達は、現代人の様に量子、陽子、電子などと謂う
言葉も原理も知りせんけど、直観的に本質は感じていました。
それを古代日本語で説明したのが右図→です。
物質になる前の、核となる、最も速く、強い働き=カ(火、神)
カの働きがやや減じた段階=キ(気)
気が遅くなり、ともすれば人でも場合に依っては
感じる事もある状態=ケ(気配の気,もののけのケ)
物と謂う形になり、固定化、安定化して触ったり見たり、
五感で認知出来る状態=コ(子、固、個)
ちなみに古代日本語では、
物質化し一番安定した状態が、マです。満、間、真、地の究極です。
地は欲の世界でもあります。強欲すぎると魔になります。
ミは実、身であり、メは芽でモは藻です。ウ行はホルダーの
役目です。アエイオ行を統括します。ム、無です。
カ行が乾、天。マ行が坤、地です。
それ故、カマ、カミ、カム、カモ、
全て、神、この世界、天地をを意味します。
疾きと遅きの融合です。 モノ凡て、コです。
ですから、この世の時と物は関連しあっているんです。
3
↓ケ:気
↓キ:気
↓カ:火、神
コ
↑
コ:子・固、個